Go Forward

総合数理学部が「わくわくサイエンスラボ」開催

科学の不思議や面白さを体験!

完成した「不可能立体」を手に、めいじろうと一緒に

総合数理学部は8月19日、「工作」や「実験」を通して、科学の不思議や面白さを体験する科学教室「わくわくサイエンスラボ」を中野キャンパスで開催した。

これは総合数理学部が実践する数理科学の魅力を子どもたちに体験してもらうことを目的に企画されたもので、昨年に続き2回目の開催。夏休みの自由研究のヒントにしようと集まった小・中学生約60人は、(1)立体を作ろう!(2)センサで測ろう!(3)ロボットを操ろう!の3つのプログラムに分かれた。

現象数理学科が企画した「立体を作ろう!」の教室では、“なんでも吸引、4方向すべり台”と題した不可能立体を制作。子どもたちは画用紙にプリントされたパーツの切り取り、組み立てに悪戦苦闘するも、出来上がった模型にビー玉を転がすなどして、不可能立体の不思議を体感した。
「センサで測ろう!」のプログラムは、先端メディアサイエンス学科が担当。子どもたちは、センサとコンピュータを組み合わせてアニメーションを作るという、最先端の試みに挑戦した。明るさや音や振動などで反応するセンサを使用して、各々が描いた絵や写真をコンピュータ上でつなぎ合わせアニメーションを制作。完成発表会では、時折笑いが起きるなど、それぞれの感性がにじみ出た作品を楽しんだ。

ネットワークデザイン学科は「ロボットを操ろう!」を企画。子どもたちはロボットカーの組み立てと、動作プログラムの作成を行った。リモコンで操縦せずに、直進、旋回、走行距離や時間など、自走するためのプログラムをパソコン上で簡単に設定できる仕組みで、それぞれが自分仕様の車を作り上げた。小学5年生の男の子は「うまくできて良かった。もっと色々な設定をして道で走らせてみたい」と充実感あふれる笑顔を見せた。