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ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~

折紙の作業に没頭する子どもたち

科学研究費助成事業(科研費)の成果を小中高生に体験してもらう「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」が8月、黒川農場や生田、中野キャンパスなどを会場に開催された。

「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、日本学術振興会の委託を受けた各大学や研究機関が毎年実施しているもの。

明治大学では今年度、(1)気づかなかった生物多様性in夜の黒川農場の里山(農・倉本宣教授)(2)気泡径や気泡密度が異なるオゾンマイクロバブル水の植物病原菌の殺菌効果の違い(農・玉置雅彦教授)(3)地震の揺れから身を守る~振動を科学してみよう!~(理工・松岡太一講師)(4)日本の発酵食品を支える微生物~麹菌と乳酸菌(農・中島春紫教授)(5)救命具を作って見よう—日本伝統文芸の折紙の基礎から産業応用まで—(研究・知財戦略機構・萩原一郎特任教授)の5プログラムを実施。研究者がプロデュースする実験や講義に、8日間で130人の中高生が参加し、最先端の研究成果に触れながら科学の面白さを学んだ。

8月7日、8日に中野キャンパスで開催された萩原教授の「救命具を作って見よう」の教室では、日本の伝統文芸として世界から称賛される“オリガミ”を数学的に応用した「折紙工学」について、講義・実習・グループディスカッション・成果発表の流れで、分かりやすく解説。参加した子どもたちからは「折紙工学が日本の技術に深く関わっていることを知って驚いた」、「先生が近くにいて、すぐに教えてくれたのでよかった」などの感想が聞かれた。