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農学部野菜園芸学研究室が「新世代ファーマー育成講座」

新世代の取り組みがこれからの農業を変える!

トマトのソバージュ栽培について説明する元木准教授 研究室の学生が参加したポスタートークセッション

農学部野菜園芸学研究室(元木悟准教授)は8月5日、明日から活かせる課題解決型の栽培講習会「新世代ファーマー育成講座」を生田キャンパス第一校舎6号館と南圃場にて開催した。川崎市農業振興センターとの共催によるもの(協力:神奈川県農業技術センター、パイオニアエコサイエンス株式会社)。

今年は、初開催の昨年より規模を拡大し、昨年の3倍にあたる約250人が参加。トマトを野性的に育てる「ソバージュ栽培(露地放任栽培)」に関するセミナーやパネルディスカッションに加え、実際に栽培を行っている圃場の見学やトマトのバイキング体験、さらに研究室の学生がトマト・アスパラ・ニンジン等に関する研究成果を紹介するポスタートークセッションなどを行い、生産者や市場・流通関係者らの注目を集めていた。

多くの参加者を迎えた元木准教授は「研究室の学生が増えてきたことで研究品目も増え、多くの成果発表を行えるようになった。ソバージュ栽培などが注目されてきていることはとても喜ばしい」と、生産から消費まで直結型の研究を行ってきたこれまでの成果を語った。

昨年の「生明祭」で野菜園芸学研究室の活動を知り、同講座に参加したという都内の高3の女子生徒は「今日、直接栽培の様子などを見聞きして、この研究室に入りたいと思った」と感想を語るなど、幅広い層からの注目の高さがうかがえた。