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博物館特別展 オープニングセレモニーを開催

「藩領と江戸藩邸~内藤家文書の描く磐城平、延岡、江戸~」

日比佳代子学芸員の解説による内覧会も行われた

明治大学博物館は10月10日、特別展「藩領と江戸藩邸~内藤家文書の描く磐城平、延岡、江戸~」のオープニングセレモニーを駿河台キャンパス・博物館エントランスホールで開催。日髙憲三理事長、福宮賢一学長、風間信隆博物館長ら関係者らが出席した。

冒頭のあいさつで日髙理事長は、内藤家の江戸と国元という別の視点を重ね合わせた本展示の魅力について語り、福宮学長は、内藤文書が本学に寄贈されて今年が51年目であることに触れながら、「古文書の研究をさらに進め、大学として社会還元をしていきたい」と決意を述べた。

続いて風間館長は「5万点という文書の数は、譜代大名のものでは最大級の規模。この内藤家文書を所蔵していることは、明治大学にとって誇り」と語り、この特別展について「博物館の使命は大学の研究力を高め、発信していくことにある。これまで着実に研究を進めてきた成果が示されたという点でも、意味のある展示だ」と紹介した。

今回の展示では、七万石の譜代大名であった内藤家の、磐城平、延岡、江戸の3カ所に存在した城や屋敷を定点とし、それぞれの地における内藤藩の姿や、江戸と国元における人・物・情報のやりとりを描く。さらに、各時代、各領地をつないだ内藤家文書のあり様や、廃藩置県後の内藤家文書の行方などにも迫る展示となっている。

会期
12月11日(木)まで

会場
明治大学博物館特別展示室

開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
※会期中無休

入場料
300円(明大生・教職員、博物館友の会会員、リバティアカデミー会員、明大カード会員、高校生以下の児童・生徒と引率教諭、愛の手帖・身体障害者手帳所持者は無料)

主催
明治大学博物館

後援
いわき市教育委員会、延岡市教育委員会