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文部科学省と日本学生支援機構が主催「トビタテ!留活フェア2014」in明治大学

有為な情報が飛び交ったパネルディスカッション

留学に興味のある大学生らを支援するイベント「トビタテ!留活フェア2014」が9月9日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催された。

このイベントは、2020年までに海外留学者数を現状の6万人から12万人へと倍増させる官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」の一環として、文部科学省と独立行政法人日本学生支援機構が主催したもの。留学アドバイザーや大使館、留学経験者が一堂に会し、直接留学相談ができる機会とあって、全国各地から“留活生”約500人が参加した。

「充実した留学の作り方」と題したパネルディスカッションでは、留学経験者や専門家らの間で、留学の価値や一般的な留学の阻害要因(費用、語学、就職活動)について意見が飛び交った。「留学先を欧米に限定せずアジアにすれば、渡航費など費用を抑えられる」「日本で語学を完璧にする必要はない。むしろコミュニケーションを潤滑にする話題(コンテンツ)作りが大事」「画一的な採用形態に縛られず、留学によって自分の“強み”を作ろう」などのメッセージが発せられると、参加した学生は“金言”を聞き漏らすまいと、メモを取り熱心に聞き入った。

さらに、世界から日本の文化が再注目されている現状にも触れつつ、「日本食をふるまう機会をつくろう」「自分が興味のあることのオタクになってキャラを立てよう」と留学先での円滑なコミュニケーションを図るための工夫も紹介された。

また、プロの留学アドバイザーや大使館などに直接相談ができる個別相談ブースや留学経験学生との交流ブース、留学経験のある若手社会人に相談ができるグローバル人材交流会などにも多くの相談者が集まり、大学生らの留学に対する興味・関心の高さをうかがわせた。