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文学部 高大連携フランス体験講座 フランス人の「作り方」3

「フランス人と共和制」について調査研究結果を発表する高校生

文学部フランス文学専攻は10月11日、在日フランス大使館とアンスティテュ・フランセ日本などの後援を得て、高校・大学連携フランス体験講座「フランス人の『作り方』3」を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催。高校生を含む約80人が受講した。

この講座は、フランス語を学ぶ高校生との交流を図ることを目的に企画されたもので、今年で5回目の実施となる。今回は「フランス人と共和制」をテーマに2部構成で開催。第1部では6組の高校生と明大生が、それぞれの調査研究結果を発表した。

第2部では、フランス文学専攻の卒業生でもある武蔵野大学の中村宏毅非常勤講師が「フランスの共和国的価値と移民問題」と題して講演を行い、ポストコロニアルな(植民地時代後の)フランスの共和制の現状を紹介。続いて青山学院大学のエストレリータ・ヴァッセルマン非常勤講師が「信仰のしるしと共和主義的価値観」をテーマに、イスラム教徒のスカーフ問題があぶり出すフランスの過去と現在を解説した。講演が終わると出席者から活発に質問が飛び交っていた。