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リバティアカデミー『中野・熊本・吉祥寺:「熊本」のマンガ凝集力』を開催

藤本教授、堀江氏、橋本氏による鼎談 「週刊少年ジャンプ」元編集長の堀江氏が講演

リバティアカデミーは10月25日、熊本県市長会との連携によるオープン講座『中野・熊本・吉祥寺:「熊本」のマンガ凝集力』を中野キャンパスホールで開催。「週刊少年ジャンプ」元編集長でコアミックス代表取締役社長の堀江信彦氏ら、“マンガ王国・熊本”出身の有識者が講演や鼎談を行い、多数の漫画ファンらが詰めかけた。

講座は2部構成で行われ、熊本出身の長尾進副学長(広報担当)、熊本県市長会の前畑淳治会長(荒尾市長)の冒頭あいさつに続き、第1部では堀江氏が『マンガの力』をテーマに講演。せりふのない「サイレントマンガ」の映像も交えながら、漫画の魅力を「まるで紙に描いた映画」「言葉の壁を超えた世界の共通語」などと多面的に解説し、「日本が世界に誇れる漫画をもう一度見直して、漫画の力を再認識してほしい」と締めくくった。

第2部では、堀江氏とNPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表の橋本博氏、漫画研究家の藤本由香里教授(国際日本学部)による鼎談が行われ、コーディネーターを藤本教授が務めた。

漫画家や漫画研究家を多数輩出した熊本に育ち、出身高校も同じ3人は、熊本の土壌や漫画の持つ特性、可能性について熱のこもったトークを展開。「漫画は、今この瞬間を切り取って描く常に新しいもの」「友情の大切さなど、漫画には”生き方”の情報が満ちている」といった熱い言葉が飛び交い、会場を盛り上げていた。