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大学基準協会による大学評価(認証評価)の「実地調査」

全体意見交換を前に、出席者にあいさつする福宮学長

明治大学が公益財団法人「大学基準協会」に申請している大学評価(認証評価)の一環で、10月15日、16日の2日間、同協会が本学の評価のために編成した大学評価分科会による「実地調査」が行われた。

わが国では、すべての大学が7年に一度、文部科学大臣が認めた機関に大学評価を申請し、評価を受けることが義務づけられている。大学評価は、大学教育の「内部質保証システム」を構築し、大学自らの改善・改革に寄与することが目的である。

本学は今年3月に自己点検・評価報告書を同協会に提出し、9月に書面評価(案)と質問事項を受理、これに回答する作業を行った。「実地調査」は書面評価の積み重ねをもとに、大学評価分科会と大学が、評価の妥当性、正当性を高めるため意見交換するもので、同調査を経て、本学の評価結果がまとめられる。

今回の実地調査は、評価者10人によって行われた。初日は全体意見交換(学長、副学長、各学部長・研究科長、全事務部長、学部事務長および関係事務職員ら約60人が参加)と、社会連携担当者および自己点検・評価担当者との個別面談を実施。さらに、駿河台・中野キャンパスの施設見学・授業参観が行われ、図書館・博物館、情報メディアやユビキタス教育、就職キャリア支援、学生相談等の現場で意見交換を行うと同時に、演習科目を中心に主体的に学ぶ学生たちの学習姿勢、教員の工夫された教育方法を参観した。

2日目は各学部・研究科の学生へのインタビュー、各学部・研究科の学部長・研究科長、教務およびFD担当教員との個別面談が行われ、そして最後に再び、教育の質保証をテーマに、全体意見交換が行われた。

最終的な評価結果は2015年3月に受理することになるが、評価結果は終着点ではなく、本学の発展に向けた新たなスタートといえる。自己点検・評価を通して学生の学びを検証し、教育の改善・改革を進めていく。

(評価情報事務室)