Go Forward

エクアドル貿易大臣が明大で特別講演





明治大学は11月5日、エクアドル共和国のフランシスコ・リバデネイラ貿易大臣を招き、「エクアドルの生産構造と対日貿易政策の変化:将来におけるその可能性」と題する学生向け講演会を駿河台キャンパス・グローバルホールで実施した。

現在、日本ではTPP交渉が本格化しているが、中南米諸国とは、すでにメキシコ、チリ、ペルー、コロンビアなどとFTA(経済連携協定)を結ぶなど貿易関係を強化している。今回の講演会ではリバデネイラ大臣が、日本とエクアドルの今後の貿易関係の展望などについて、明大生らを前に語った。

リバデネイラ大臣は「今まで来られなかったユニークな国、日本で講演できることは光栄である。明治大学とエクアドルの関係の発展に期待したい」とした上で、エクアドルの多様な自然環境、主な産業や特産品などを紹介。

またエクアドルは現在、ラテンアメリカ地域随一のGDP成長率を記録していることなどにも触れ、「日本とはもうすぐ修好100周年となり、アジアで一番古いパートナーでもあるが、貿易面では改善できるところが多くある」と締めくくった。

講演会終了後は、リバデネイラ大臣やレオナルド・カリオン駐日エクアドル大使ら一行が、勝悦子副学長(国際交流担当)らと懇談。本学とエクアドルの大学との交流発展のための研究者交流や、双方向でのインターンシッププログラムの実施などについて意見交換を行った。