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信州大学との連携協定に基づく第1回講演会「信州の黒曜石研究のいま」をテーマに

考古学ファンらが会場を埋めた 主催者あいさつを行う伊藤副学長

明治大学と信州大学などは昨年12月7日、両大学間の連携協定に基づき、「信州の黒曜石研究のいま」と題する第1回講演会を諏訪市文化センター(長野県諏訪市)で開催した。

講演会は伊藤光副学長(総合政策担当)らの主催者あいさつから始まり、続いて、本学黒耀石研究センターの小野昭センター長(研究・知財戦略機構特任教授)が「信州の黒曜石研究と世界の黒曜石」という演題のもと、地域・日本・世界という切り口で、黒曜石研究の現状と今後要請される事項について講演した。

その後、信州大学理学部の公文富士夫教授が「日本列島の人々が生き抜いた氷期の気候変動」という演題で、下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館の宮坂清学芸員が「縄文時代における信州黒曜石原産地の開発と流通」という演題で、それぞれ黒曜石を軸としつつ、多様な観点から講演を行った。

前日に雪が降るなど、12月としては寒い気候であったものの、会場には地元諏訪市を中心に、満席となる100人以上の考古学ファンらが訪れ、休憩時間や講演終了後にも講演者に質問をする参加者も見られるなど、熱気を帯びた講演会となった。

今後も明治大学と信州大学では、連携協定の目的にかなう活動を進めていく。

(研究知財事務室)