Go Forward

図書館書評コンテスト 齊藤さん(文1)が最優秀賞を獲得

最優秀賞を受賞した齊藤さん(前列左から3人目)ら受賞者

明大生が書評を競う「第5回明治大学図書館書評コンテスト」の表彰式が1月31日、駿河台キャンパス・中央図書館で催され、最優秀賞を獲得した齊藤未来さん(文1)をはじめ、12人が表彰を受けた。

このコンテストは明大生の読書への興味を高め、積極的な図書館利用を促すことを目的に、2010年度より開催。参加者は本学図書館が所蔵する図書から1冊(ジャンル自由)を選び、800字以上1200字以内を目安に作品を評価・批評する。

表彰式では、金子邦彦図書館長(情報コミュニケーション学部教授)らから、受賞者一人ひとりに賞状と副賞が授与された。続いて金子館長が講評を行い、「読書の前後で変化が感じられるような作品もあった。回を重ねるごとに作品の水準が高まっている」と評しつつも、「一部、文章が長すぎるもの、形容の仕方が単純なものも見られた。今後もより一層深く考え、書く力を強め、自分の強みとしてほしい」と話し、受賞者のさらなる活躍に期待を込めた。

受賞者を代表して謝辞に立った齊藤さんは「1年目でこのような名誉ある賞をいただくことができて大変嬉しい。図書館と本にはたくさんの出会いがあふれている。これからも貪欲に本との出会いを求め、書く力を磨いていきたい」と、喜びとともに今後の抱負を語っていた。


第5回 明治大学図書館書評コンテスト
最優秀賞 齊藤 未来(文1) 『永遠の出口』 森絵都 著
優秀賞 三浦 直人(文4) 『卒業式の歴史学』 有本真紀 著
高柳 衣梨(情コミ4) 『昔話の深層:ユング心理学とグリム童話』 河合隼雄 著
特別賞 紀伊國屋書店賞 池本 卓麻(商3) 『帝都東京・隠された地下網の秘密』 秋庭俊 著
三省堂書店賞 宮政 博人(経営4) 『幕末史』 半藤一利 著
肥留川幹弘(商4) 『人間・この劇的なるもの』 福田恆存 著
丸善株式会社賞 石居 憲祐(商研博士前期2) 『英国一家、日本を食べる』 マイケル・ブース 著
佳作 宮木 秀明(経営4) 『大学教育について』 J.S.ミル 著
大野 茉鈴(法2) 『神様』 川上弘美 著
藤丸 真穂(商4) 『ハンナ・アーレント「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』 矢野久美子 著
東出  駿(法2) 『「すみません」の国』 榎本博明 著
宮沢 智紀(情コミ3) 『シラノ・ド・ベルジュラック』 ロスタン 著