駿河台ボランティアセンター 明大生、教職員対象に防災講座・ワークショップを開催
地震と火災の関係について説明する中林特任教授
駿河台ボランティアセンターは1月13日と20日、明大生、教職員を対象にした防災講座・ワークショップを駿河台キャンパスで開催した。今後30年以内に70%以上の確率で発生すると予想されているマグニチュード7クラスの「首都直下地震」に備え、学生・教職員の防災意識を高めることが目的。
13日に開催された防災講座では「首都直下地震にあったら・・・どうする?」をテーマに、中林一樹特任教授(政治経済学研究科)が首都直下地震の概要、建物や人的被害の想定、震災対策などについて解説。命を守る10項目として「寝室には家具を置かない」「各部屋に内履き(スニーカー)を準備する」など、身近でできる震災対策を紹介した。
20日には「明治大学で帰宅困難者になったら、・・・どうする?」をテーマに、防災ワークショップを開催。東日本大震災発生時の学内の様子を振り返り、明大で帰宅困難者になった際にはどのような場面に遭遇するか複数のケースを想定しながら、参加者が意見を出し合った。
両日の総括として中林特任教授は「災害に備えるには、『想像力』と『創造力』を磨くことが必要。災害を想像し、対策を創造すれば、きっと乗り越えられる」とまとめた。