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法学部の学生らが大船渡でLEDライトを配布

バス利用客にライトを渡す学生たち=岩手県大船渡市の盛駅

被災地での歩行者の安全確保を目的に、法学部の自由講座「震災復興支援」(1~2年生対象)を受講する学生らが2月24日、岩手県大船渡市のJR大船渡線BRT(バス高速輸送システム)盛駅で、反射板付きのLEDライトなどを利用客に配布した。

法学部・阪井和男ゼミを中心として、明治大学が企業等と大船渡市で展開している復興支援活動「つむぎプロジェクト」の一環。

学生たちは昨年1月、東北のご当地メニュー「喜多方ラーメン」の学食販売を実施し、売り上げの一部(1食あたり20円)などを大船渡市のNPO法人「防災・市民メディア推進協議会」に寄付。

そして今回、震災による街灯の減少で歩行者の安全確保に困難が生じている現状を知った学生たちは「自分たちにできる復興支援を」と、寄付金でLEDライトを計200個購入してもらい、自らの手で配布するプランを立てた。

この日は、学生や阪井教授のほか、地元関係者やJR東日本の社員らが早朝から配布活動に参加。学生たちは、バスの利用客にあいさつや声掛けをしながら、LEDライトや、BRTのイメージキャラクター「おっぽくん」のメモ帳などを手渡した。

今回の活動について、阪井教授は「初めて1~2年生が自分たちで企画・立案を行い、最後までやり遂げたことに驚いており、大きな意義がある」と評価している。