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国際学術研究会「交響する古代5」を開催

石川教授による基調講演の模様

明治大学日本古代学研究所(研究クラスター)や大学院文学研究科などは2月27日、28日の2日間、日本の古代学を学際的かつグローバルな視点で再検証する国際学術研究会「交響する古代5」を、駿河台キャンパス・グローバルホールにて開催。<日本古代学研究の国際展開>を全体テーマに、国内外の研究者や本学の大学院生らによる研究報告、石川日出志教授(文学部)による基調講演などが行われた。

「交響する古代」は2010年11月に初開催され、今回で5回目。本学では2004年度から、日本古代学に関する共同研究と大学院生教育を組織的に展開しており、共同研究では歴史学・考古学・文学・民俗学の分野横断的な研究を推進。大学院教育では、文部科学省の2008~10年度「組織的な大学院教育改革推進プログラム」に、本学の<複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム=代表者:吉村武彦教授>が採択された。

さらに、日本古代学研究所の研究プロジェクト「日本古代学研究の世界的拠点形成」(研究代表者:石川教授)が、文科省の平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(大型研究)に採択されている。

初日の27日には、石川教授が「考古学者 杉原荘介—日本考古学の組織化と国際化—」をテーマに基調講演。

戦後の明大に考古学部門を立ち上げるとともに、日本考古学界の組織化(日本考古学協会設立)や研究成果の海外発信を進めた杉原氏の功績などを紹介した。