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国際的な都市型大学ネットワーク「WC2」の年次会合を明大で初開催

世界各国から参加者が集い、活発な意見交換が行われた

明治大学が加盟している国際的な大学間ネットワーク「World Cities, World Class University Network」(通称:WC2)の 第10回年次会合が3月30日から4月1日の3日間、駿河台キャンパス・グローバルフロントを会場に開催された。

「WC2」は、世界の主要都市に拠点を構える都市型大学のネットワークであり、12カ国12大学(2015年3月現在)で構成。大都市が直面する共通課題について、5つの分野の“Club”(交通、海外文化、健康、エコキャンパス、ビジネス)に分けて研究交流を推進するとともに、加盟大学が持ち回りで年次会合を開催している。今回、本学は初のホスト校となった。

初日は勝悦子副学長(国際交流担当)の司会のもと、福宮賢一学長のあいさつで年次会合が開会した。東京都政策企画局計画担当課長の吉田隆雄氏が東京都の長期ビジョンについて説明したあと、活発な議論がなされ、都市の持続的発展について世界都市共通の課題が共有された。開催期間中は、理工学部、総合数理学部、農学部、経営学部などから本学教員も各clubセッションに参加し、熱い議論を交わすとともに、積極的に研究者間のネットワーキングを深めた。特に2日目に実施された“Meiji University Showcase”では、山本昌弘副学長(研究担当)のあいさつに続き、本学の教員8人がプレゼンテーションを行い、明大の研究活動の一端を大いにアピールした。WC2は、SGU事業でも中核をなすものと位置付けられており、今後多くの教員、大学院生の参加が期待される。

8月には英国のCity University London(CUL)主催のサマーシンポジウムが開催される予定で、本学からも教員・研究者の参加が見込まれている。