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商学部の学生が三陽商会とコートを共同開発

『大学生が着たい憧れチェスター』をテーマに

商品開発を行う学生たち 完成したチェスターコート

商学部・西剛広ゼミの3年生6人(西ファッションプロジェクト)がこのほど、大手アパレルメーカー・三陽商会(SANYO)とチェスターコートを共同開発した。商品のテーマは『大学生が着たい憧れチェスター』。学生たちの「みんなと同じが嫌」「就職しても着たい」「自分らしさを出したい」といった声から生まれた企画という。

今回プロジェクトに参加したのは、阿出川唯さん、江頭大我さん、高橋桃子さん、西野万葉さん、八木原啓介さん、吉岡諒さんの6人。学生たちは三陽商会の指導の下、商品の企画・製造や販売、原価・在庫管理について学び、工場見学やサンプルチェックなどを通じて、洋服をつくる人々の情熱やモノづくりのDNAにも触れた。

その上で、自ら市場調査を行いながら、若者向けチェスターコート(メンズ・レディース)の企画やデザイン提案、生地や色の選定などを経て商品の完成にこぎつけ、5月下旬には三陽商会の展示会にて商品を展示した。今後のプロモーション(販売促進)についても、学生たちが自由な発想で取り組んでいくという。

学生リーダーの阿出川さんは「初めての貴重な経験ばかりで、毎回の会議では必ず学ぶことがあります。ご協力いただいた多くの方々にお返しができるよう、今後のPR活動にさらに全力で取り組んでいきたいと思います」と話している。

チェスターコートはウール100%で、価格はメンズが3万5000円(+税)、レディースが3万円(+税)。10月31日より、三陽商会の直営通販サイト「iStore」にて販売開始予定。

チェスターコート

丈が長めで、ややウエストを絞った形の襟付きコート。イギリスのチェスターフィールド伯爵が19世紀に初めて着たのが、最も有力な起源とされている。フォーマルやビジネス、カジュアルなど多様な用途で着回せるため、人気も高い。