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貸借対照表は、「消費収支」と「資金収支」の決算により確定した2014年度末(2015年3月31日現在)の資産・負債・基本金等の状況を表しています。

第3表「貸借対照表」について、説明します。

『資産の部合計』は、2203億5000万円で、前年度末に比較し14億9000万円の減少となりました。主な内容は、次のとおりです。

ア「有形固定資産」は、駿河台キャンパス隣接不動産購入および生田第一校舎6号館建設による増加、和泉キャンパスおよび生田キャンパスの設備更新に伴う除却による減少。

イ「その他の固定資産」は、年金引当資産の増加。

ウ「流動資産」は、上記不動産購入等に伴う現金預金の12億4000万円の減少。

『負債の部合計』は、前年度末と比較し1億5000万円増加しました。主な内容は、「固定負債」で退職給与引当金の減少と年金引当金の増加、「流動負債」で未払金の減少と前受金の増加です。

この結果、資産の総額から負債の総額を差し引いた「正味資産額」は、1706億円となり,前年度比16億4000万円の減少となりました。

『基本金の部合計』は、前年度末と比べ46億円増加し、2407億2000万円となりました。これは主に、不動産購入のほか、教育環境整備のための設備更新などによるものです。

これにより、「正味資産額」から基本金総額を差し引いた『消費収支差額の部合計』は、701億2000万円の支出超過となりました。

〈第3表〉 貸借対照表(2015年3月31日)

資産の部

科  目 本年度末 増・減
固定資産 192,386,059 557,608
有形固定資産 155,913,132 831,406
土地 51,541,235 2,211,486
建物 72,499,477 1,353,876
構築物 3,558,155 206,382
教育研究用機器備品 8,175,620 575,242
その他の機器備品 473,481 444,092
図書 19,544,019 295,351
車輌 13,077 7,447
建設仮勘定 108,068 1,639,388
その他の固定資産 36,472,927 273,798
借地権 15,877
電話加入権 17,432
施設利用権 3,360 840
ソフトウェア 279,929 19,471
有価証券 124,250
長期貸付金 2,476,149 243,042
長期前払金 3,067 2,372
退職給与引当資産 9,888,760 105,208
年金引当資産 13,759,279 573,547
和泉新教育棟建設引当資産 1,000,000
第3号基本金引当資産 3,685,953 2,358
施設設備整備引当資産 3,500,000
その他の引当資産 1,718,871 68,826
流動資産 27,965,200 932,607
現金預金 15,734,954 1,243,596
未収入金 1,963,031 431,147
短期貸付金 909,190 141,274
預り金引当資産 1,396,516 30,752
前払金 135,317 10,640
保証金 127,326 804
有価証券 7,698,866 200
資産の部合計 220,351,259 1,490,215

負債の部(単位:千円)

科  目 本年度末 増・減
固定負債 33,661,182 311,202
退職給与引当金 19,777,519 210,416
年金引当金 13,759,280 573,547
長期未払金 124,383 51,929
流動負債 16,093,807 161,172
未払金 6,039,288 606,109
前受金 7,153,691 354,288
預り金 2,900,828 90,649
負債の部合計 49,754,989 150,030

基本金の部

科  目 本年度末 増・減
第1号基本金 232,344,140 4,370,348
第2号基本金 1,000,000
第3号基本金 3,685,953 2,357
第4号基本金 3,689,000 226,000
基本金の部合計 240,719,093 4,598,705

消費収支差額の部

科  目 本年度末 増・減
翌年度繰越消費支出超過額 70,122,823 6,238,951
消費収支差額の部合計 70,122,823 6,238,951
科  目 本年度末 増・減
負債の部、基本金の部及び消費収支差額の部合計 220,351,259 1,490,215



各比率の説明と算式は下記の通り。
  • 流動比率:流動負債に対する流動資産の割合。一年以内に償還または支払わなければならない流動負債に対して,現金預金または一年以内に現金化が可能な流動資産がどの程度用意されているかという,短期的な支払い能力を判断する指標。(流動資産/流動負債)
  • 負債比率:他人資金と自己資金との関係比率。他人資金が自己資金を上回っていないかどうかを見る指標。(総負債/自己資金)
  • 総負債比率:固定負債と流動負債を合計した負債総額の総資産に対する割合。総資産に対する他人資金の比重を評価する指標。(総負債/総資産)