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「エコライフ・フェア2015」に理工・農の研究室と環境ボランティアサークルが出展

好天に映える明大の出展ブース

環境問題への関心を高め、エコについて学ぶきっかけを提供することを目的として環境省が主催するイベント「エコライフ・フェア」。環境月間に合わせた6月6日~7日に東京・代々木公園で開催され、本学からは理工学部と農学部の研究室、環境ボランティアサークル「くれぱす」がブースを出展した。

理工学部・南雲愼一研究室(流体エネルギー工学)を中心とした機械工学科のブースでは、水素エネルギーシステムの模型や熱音響エンジン装置などを展示。水素や熱音響など自然エネルギーを利用した新しいエネルギー供給システムや、環境浄化にかかわる技術を紹介した。

農学部・小山内崇研究室(環境バイオテクノロジー)は、生物由来でかつ生分解性を有するため、環境の面でも注目されるバイオプラスチックに関する研究を紹介。その原料で、光合成を行う細菌「ラン藻(シアノバクテリア)」を展示し、光と二酸化炭素によるモノづくりの仕組みを説明した。

また、環境ボランティアサークル「くれぱす」は、「アクリルたわし作り」の体験型ブースを出展。多くの子供たちでにぎわった。毛糸を編み込み、巻き付けてできた「アクリルたわし」は、洗剤を使わずに水だけで汚れが落ちるため、水質汚染を防ぐことができるという優れモノ。

天候にも恵まれ、2日間で計11万人を超える来場者があった。明大のブースにもエコに興味・関心の高い人々が訪れ、熱心な質問に対し学生が丁寧に説明するなど、明大の研究成果を社会に発信する機会となった。