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「Meal for Refugees」—難民の故郷の味を学食で

食べて知ってほしい、難民のこと

国連総会によって制定された6月20日の「世界難民の日」に合わせ、在日難民への関心・理解を学生に深めてもらうため、難民の故郷の味を学生食堂のメニューに導入する取り組み「Meal for Refugees(M4R)」が6月15日から26日、和泉・中野・駿河台の3キャンパスの学生食堂で行われた。

「M4R」は、認定NPO法人・難民支援協会(JAR)が、日本で暮らす難民とともに作った料理レシピ本「海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders」から生まれた社会貢献プロジェクト。今回で3回目となる明大での活動は、本学も会場になった難民映画祭(国連難民高等弁務官駐日事務所主催)にかかわった明大生有志により昨年度スタートし、今年からは本学公認サークルであるMIFO(Meiji International Friendship Organization)が主催。中野キャンパスの国際交流学生委員会や難民支援協会など、多くの他団体の協力のもと実現した。

今回は各キャンパスの学食で、期間中(土日を除く)に9つのメニュー、7つの地域・民族の料理を提供。日本で暮らす難民の支援のため、1食につき20円が寄付され、3キャンパス合計で1418食、2万8360円が寄付金としてJAR に送られた。

寄付金はJARを通し難民保護申請の手続きや、生活・定住支援など在日難民の支援に充てられる。文字通り、着の身着のままで訪日した難民を支援するため、 最低限のセーフネットとしての食事・避難所の一時的な提供や、問題を根本的に解決するための関係者や政府への働きかけ、また定住を決めた難民たちのコミュ ニティ形成のサポートや就労支援など、さまざまな用途に使われる予定だ。

M4R明治大学代表 小川 晋平(経営3)