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「全商品リサイクル活動」—衣料品を難民キャンプへ

衣服を通して、難民問題を考えてほしい

明治大学公認の国際交流サークルMIFO(Meiji International Friendship Organization)は6月9日から11日、「全商品リサイクル活動」を和泉キャンパスで行った。

これは、MIFOがユニクロと協力して行っている活動で、着なくなった衣料品をキャンパス内で集め、ユニクロを通して各国の難民キャンプへ送るというもの。服という、生活にかかわりのあるものを通して、学生に難民問題をもっと身近なこととして考えてもらうきっかけを作ることが狙いとなっている。

明大での活動は2012年に始まり、今年で4年目を迎えた。今年は1日目に174着、2日目に338着、3日目に498着、その後1週間の後日回収で232着、合計1242着を回収することができた。

ただ衣料品を回収するだけではなく、難民についてもっと知ってもらうために、和泉図書館ギャラリーに全商品リサイクルの展示をしたり、難民の現状について まとめたリーフレットを作って手渡したり、白いTシャツにメッセージを書いてもらったりと、さまざまな啓発活動を並行して行った。また、当日は UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)から、実際に難民キャンプで使われている難民テントや緊急食糧物資、ソーラーランプなどを借り、自由に見学できる よう展示した。

回収した衣料品が届く先は毎年変わるため未定だが、種類別にきちんと分けられた後、服を必要としている難民キャンプへ送られる。

全商品リサイクル明治大学代表 鈴木 亜南(文3)