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法学部 デ・ラ・サール大学(比)の法学部生に短期受け入れプログラム開講

メンクハウス教授の授業 国会議事堂前で記念撮影

法学部は7月1日~11日、フィリピンのデ・ラ・サール大学法学部の学生を対象にした短期受け入れプログラム「Law in Japan Program for De La Salle University 2015」を開講。6人の学生が参加した。

授業は、法学部、商学部、法科大学院の教員など13人が担当し、憲法、家族法、競争法、知的財産法、国際租税法、労働法、さらに司法制度や法曹制度などをテーマに展開された。労働法の授業を担当したハインリッヒ・メンクハウス法学部教授は、アメリカの経営学者ジェームズ・アベグレンの著書“—The Japanese Factory(『日本の経営』、1958)—”で紹介された日本企業の特徴である終身雇用、年功制、企業内組合などとその変容について解説したほか、女性の就業率、最低賃金、フリーターなどにも触れ、受講した学生は真剣な表情で耳を傾けていた。

またフィールドトリップでは、明大法学部生12人がアシスタントを務め、東京地方裁判所、東京地方検察庁、国会、衆議院法制局、第一東京弁護士会、法律事務所などを訪れた。

プログラムを受講したジェッセル・ビガルバルさん

このプログラムでの学びにより、日本が法治国家として素晴らしい国だと感じ、日本の法に対して新しい見方をするようになりました。日本とフィリピンの法制度を比較することもできました。フィールドトリップでは、刺激的な明治大学のキャンパスや荘厳な国会議事堂を訪れ、記念写真も撮影して楽しかったです。日本の文化に直接触れることができました。このような機会を提供してくれた明治大学と、プログラムを通してサポートしてくださった先生方や学生の方に感謝しています。