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校友・兒玉圭司氏がラオスに小学校など寄贈へ 外交関係樹立60周年記念事業として

学校建設地の教育局長とラオスにて(写真左右が兒玉氏夫妻) 現地の子供たちと交流

明治大学前監事で、株式会社スヴェンソン代表取締役社長の兒玉圭司氏(1957年経営学部卒)は、外務省が推進する「日ラオス外交関係樹立60周年記念事業」の一環として、ラオスに小学校(Nonsavang-KODAMA Prime School)および卓球スクール(KODAMA PING-PONG SCHOOL)を建設、寄贈する。

兒玉氏は体育会卓球部出身で、日本代表チームの監督としても長年にわたり尽力。卓球というスポーツを通じて30カ国以上と交流を深めてきた。また、兒玉氏夫人は以前から、発展途上国の恵まれない子供たちに対して何かできないか、何か役立てることはないかと模索してきたという。

そのような中、兒玉氏は日本貿易振興機構(ジェトロ)の関係者と話す機会があり、ラオスが教育面でミャンマーやカンボジアより悪い状況にあることや、仏教国であると同時に親日国であることなどを知り、「長年、夫婦二人が抱いてきた思いと合致する」と、ラオスでの学校建設に思い至った。

兒玉氏は「この学校で『夢や目標を持つ』ことを学び、日本への留学はもとより世界各国に飛び出し、将来はラオス国の力となり、あらゆる分野において世界で活躍できる子供たちを、一人でも多く輩出することができればこんなにうれしいことはない」と語る。

学校建設により、日本とラオスの間の幅広い分野における交流の促進、相互理解の増進、友好関係の強化が期待される。ここで教育を受けた子供たちは、必ずや世界に羽ばたく人材として活躍するに違いない。