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政治経済学部 VIBEプログラム(4大学連携プロジェクト)

明大生とEU留学生らがオランダ大使館でプレゼン

益子町の国際化に関する提案を行った明大チーム

政治経済学部と桜美林大学が共同で実施している国際インターンシップ付協定留学プログラム(VIBEプログラム※)の第1回受け入れが7月末で終了するのを受け、ロッテルダム応用科学大学、東フィンランド大学からの留学生と政経学部の学生が7月22日、プログラムの成果に関するプレゼンテーションをオランダ大使館(東京都港区)で行った。

留学生ならびに学生は、明大、桜美林大グループに分かれて「中小企業の国際化」をテーマに、半期におよぶ調査の成果を披露。明大グループは「益子町の陶器・酒に関する欧州での販売促進」と「欧州から益子町への来訪者誘致」に関する提案を行い、桜美林大グループは「墨田区にある老舗Tシャツメーカーの新商品開発と拡販戦略」「外国人観光客に墨田区をより良く知ってもらうための施策」について提案を行った。

明大グループは、本プログラムの明大側責任者である大六野耕作教授引率の下行われた、栃木県益子町の焼き物の窯元や酒蔵への訪問をもとに発表。海外から観光客を呼び込むアイデアとして、外国人観光客に人気のある日光のパッケージツアーに益子町を含めて認知度を上げることや、酒蔵や窯元を気軽に見て回れる自転車レンタルサービスの導入などを提案した。

また海外向けのマーケティングについては、スーパーマーケットや高級レストランで無料テイスティングサービスを行い酒の認知度を上げることなどを提案。発表会に参加した益子町の外池酒造店代表取締役、外池茂樹氏は、成果発表が終わると「海外からの留学生の意見を聞き、改めて益子の魅力を知ることができた」と話した。

閉会のあいさつで、桜美林大学の堀潔教授は「将来、もっとたくさんの観光客が来ることが予想されるが、VIBEプログラムは、大学と企業にとっても有意義であった」と述べ、次のプロジェクトに向け期待を示していた。

VIBEプログラム

欧州連合(EU)と日本政府が実施しているICI-ECPプログラムから補助金を受け実施しているもので、明治大・桜美林大・ロッテルダム応用科学大・東フィンランド大の4大学が協定を結び共同で国際インターンシップ付の交換留学を行っている。