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「夢を叶える支援を!」西野 修(1957年 法学部卒)

私は、1953年春、愛知県三河の片田舎から弁護士を志して法学部に入学しました。在学中の出来事で真っ先に想い出されるのは、入学年度、秋山・土井のバッテリーで六大学野球秋季リーグ戦において約10年振りの優勝を果たし、祝賀堤灯パレードに喜び勇んで参加して歓喜に酔いしれながら練り歩いたことです。また、司法試験受験の為、法研に入部して、弁護士になられた諸先輩の指導を受け、図書館の開館から閉館まで勉めた事が淡い思い出です。1年浪人して挑戦しましたが、己の無力を知り、就職を選択しました。しかし、当時は大変な就職難でして、小学校3年担任の恩師のお世話でやっと就職できた次第です。我々の学生時代、大学数え唄に「何も知らず卒業して世に出て恥かく明大生」と歌われておりました。歌の文句を地で行く私でしたが、恩師に恥をかけてはいけない思いと、父が常々に申していた「人様に迷惑をかけるな」「お金は大切に使え」「何事もほどほどに」を肝に銘じ、43年間のサラリーマン生活で幾度も恥をかき、悔し涙を流しましたが、その都度明大魂(人間力)で負け犬にならず乗り越え、評価される行跡を残したと自負いたしております。

お蔭様で、昨年傘寿となり、人生の下り坂を歩いています。名古屋市在住の国内最高齢112歳の男性、小出保太郎さんが長寿の秘訣は「無理をしないこと」「何でも喜ぶことが大切」と述べておられます。私も肖り楽しみながらゆっくりゆっくり歩きます。

余命幾ばくもない私の楽しみは「明治大学全国校友大会」に夫婦揃って参加することです。最初は、山形大会に参加し、大会の雰囲気、地方文化に触れて感動・感激して以来、東京・静岡・大分・新潟と参加し、本年の滋賀大会が楽しみであり、これからも継続参加するつもりです。もう一つの楽しみは、新年早々の箱根駅伝です。母校の活躍は自慢であり、誇りであり元気を貰います。是非、優勝を叶えてほしい!

今の私にとって母校が永続的に発展し、厳しいグローバル時代に後輩達が各界で大活躍することが何ものにも代えがたい歓びです。従って、学生の主体的学びを育み、未来開拓力に優れた人材を育成する「世界へ!MEIJI8000」構想に夢を託し、支援を続けます。