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2015年度「秋季卒業式」を挙行 学部・大学院から241人が学び舎を巣立つ

「卒業、おめでとう!」と福宮学長

明治大学は9月19日、2015年度「秋季卒業式」を駿河台キャンパス・リバティホールで執り行った。式典には福宮賢一学長や日髙憲三理事長、向殿政男校友会長、各学部長らが出席。卒業生241人(学部172人、大学院69人)の新たな門出を祝った。

式典では冒頭、学部卒業生代表の市村萌太さん(経営学部)と、大学院修了生代表の市川遥さん(教養デザイン研究科)に、福宮学長からそれぞれ学位記が授与された。
福宮学長は告辞で「皆さん一人ひとりの歩みが記す足跡は、昨日とは異なる今日と、今日とは異なる明日へ向かう証を意味している。それぞれが社会的分業の一端を確実に担い、日常の着実な前進を図ることが、私たちの社会や世界を明るい未来へと導く」と卒業生たちを激励。

さらに、建学の精神である『権利自由』『独立自治』に触れながら、「その継承者の一員となった卒業生の皆さんには、本学での多面的な学修を通じて獲得した未来開拓力を存分に発揮し、混迷の時代をしなやかにたくましく生き抜いてほしい」と期待を込めた。

続いて祝辞に立った日髙理事長は「皆さんはこれからも失敗や挫折を繰り返しながら、人生を歩み、試練を乗り越えていく。怯むことなく、恐れることなく、明治の卒業生らしく、一歩ずつ前へと歩んでほしい」と卒業生にエール。向殿校友会長は「日本全国、世界中で活躍する53万人の校友(卒業生)が皆さんの活躍を期待している。母校発展や社会貢献のため、校友会の一翼を担ってほしい」と呼びかけた。

卒業生代表の市村さんは答辞の中で、タイでの1年間の留学経験に言及。「積極的なアジアの学生の中で、自身の役割を見出し、存在感を示すために必要だったのは、私自身の『個』だった。くじけそうなこともあったが、私がアジアの学生と切磋琢磨できたのは、『個』の確立を教育理念として掲げてきた明治大学で学んだからこそだと思う」と力強く語った。

式典の締めくくりには、混声合唱団とともに、参加者が校歌を3番まで高らかに斉唱。卒業生たちは秋晴れの下、晴れやかな表情で学び舎を巣立っていった。