「鳥取メタンハイドレートコアセンター」を開設

資源量評価や学術的調査研究の拠点として期待

開設式での表札設置(右から松本特任教授、平井知事、河田研究科長) 報道陣にも公開されたコアセンターの内部

新たなエネルギー資源として注目されるメタンハイドレートの研究促進や、明治大学と鳥取県・鳥取大学との連携推進を目的とする「明治大学鳥取メタンハイドレートコアセンター」が9月3日、鳥取市の鳥取港湾事務所に開設された。日本海沖の調査で採取される海底地質試料(コアサンプル)を大量に冷蔵保管できる施設で、メタンハイドレートの資源量評価や学術的調査研究の拠点として期待が高まっている。

メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンと水分子が低温・高圧の状態で結合した氷状の固体物質で、点火すると燃焼することから“燃える氷”とも呼ばれる。明治大学ガスハイドレート研究クラスター(代表:松本良研究・知財戦略機構特任教授)では、国の委託事業や共同研究などにより、日本海海底の表層付近に分布するメタンハイドレートの調査研究を進めている。

コアセンターは鳥取港湾事務所の1階に位置し、広さは約280平方メートル。鳥取県・鳥取大学との連携協定の一環として、明大が同県よりスペースの提供を受けた。内部のプレハブ冷蔵庫(126平方メートル)は海底の温度に近い約5度に保たれており、ガスハイドレート研究クラスターが掘削採取したコアサンプルを約4000本保管できる。そのコアサンプルを分析することで、メタンハイドレートの起源や分布状況、資源量の把握などにつながるという。

3日に現地で開催されたコアセンターの開設式には、松本特任教授、鳥取県の平井伸治知事、鳥取大学の河田康志工学研究科長ら関係者が出席。報道陣も多数取材に訪れる中、テープカットや表札の設置、施設公開などが行われた。松本特任教授は式典のあいさつで、「全国の研究者がコアサンプルを直接観察し分析する研究拠点とし、日本のメタンハイドレート開発に貢献していきたい」などと今後の抱負を語った。

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