Go Forward

多くの学生に利用してもらいたい!「就職キャリア支援センター」

就職キャリア支援部長 福田 敏行

経団連(日本経済団体連合会)は、秋にも現行の就職活動スケジュール(広報活動開始:3月、選考活動開始:8月)の検証作業に入る予定であるが、来年度は引き続き現行のスケジュールとなる見込みとの報道があった(2015/8/1:日本経済新聞)。この報道は正式決定を受けたものではないが、新ルールを1年で見直すことは考えにくく、もう1年このスケジュールが継続されると思われる。

様々な課題を残す結果となった今回のスケジュールだったが、新卒雇用環境面においては景気の回復や求人意欲の高まりの影響により、良好な状況であったといえそうだ。

さて、今年も就職キャリア支援センター(以下キャリアセンター)による学部3年次・修士1年次の就職支援行事がスタートする。

9月29日中野キャンパスを皮切りに、駿河台キャンパス、生田キャンパスにおいて「就職・進路ガイダンス」を開催する。

このガイダンスは学部別に行われ、就職全般に関する説明と支援行事の紹介、必要な諸手続きなど基本的な説明や、企業における書類選考の第一歩となるES(エントリーシート)の書き方講座も丁寧に行っている。早い時点で基本的なポイントを頭に入れておくことは非常に大切なことであるので、多くの学生に出席してもらいたい。また出席者には就職活動のノウハウが詰まった明大オリジナル「就職活動手帳」を配付する。是非この手帳一冊を心強い就活ナビゲーターとしてバッグに常時携帯し有効活用して欲しい。

キャリアセンターでは伝統的に「就職は挑戦だ!」をモットーとしている。これは学生がアクティブに果敢に攻める、積極的に前へ進むという力強い思いを込めての表現であり、同時に我々キャリアセンターでも常に新たな支援行事に取り組むという、まさに双方にとっての挑戦という意味でもある。

また、face to faceという言葉も大切にしている。大規模総合大学だからこそキメ細かい対応をという考えのもとカウンセリングに力を入れている。誰一人として同じ就職活動をする学生はいないことを考えると、その学生に合った寄り添い方が必要であることは言うまでもなく、心のこもった一対一の対応を大切にしている。

特筆すべきことは、キャリアセンターには先輩たちの体験記が残っているということだ。多くの卒業生を輩出している明大のOB・OGや就職の決まった4年生などが残してくれている「就職活動報告書」である。就職活動初心者にとっては貴重な一冊となっている。先輩たちの成功や失敗の経験談がリアルに書かれているので、まずは目を通し就職活動のイメージを作っていくことが必要である。

就職活動は一時のこと、就職は一生のものである。学生にとって学業を進めることと並行して就職を考えなければならない負担は大きいが、限られた時間の中でしっかりと将来を見つめて欲しい。そのためにも多くの学生にキャリアセンターを利用してもらいたい。キャリアセンターは十分な対応ができる体制を整えて学生を待っている。