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「カルチャーショックの中から成長できたこと」江藤 直之(商学部2年)

グローバル人材育成プログラム海外実習(オーストラリア)

日本語学校の先生、生徒と(中央が本人)

私はこの夏休み、8月1日~30日の約4週間、オーストラリアでインターンシップの体験と現地の大学生との交流をしてきました。

まず、初日にシドニー工科大学でオーストラリアの文化やビジネス英語の講義を受けました。文化の講義では私たちが完全に理解していない人種差別の歴史や人権問題について、ビジネス英語の講義では通常習わなかったり、使わなかったりする英語を学びました。

次の日から4週にわたって、インターンシップを行いました。最初の2週はVagabond Cruisesというクルーズ会社でした。そこでは残念ながら、オーストラリアが冬だったので忙しくなく、あまり良い仕事をもらえませんでした。そこで学んだことは、多くの留学生なども言っていますが、やはり自分から積極的に行動することでした。
そこで私は、しつこいと思われてもかまわない気持ちで何度も次の仕事を聞きに行ったりしました。それでも仕事のない時には、せっかくのオフィスワークと英語しかない環境だったので、ほかの人の予約の電話に必死に耳を傾けました。今思えば、英語のインプットとアウトプットのバランスがうまく取れていたのでよかったです。

後半の2週はiMAXという日本語学校で、そこでは現地の人に英語で日本語を教えることが仕事でした。こちらでは、日本では あまり体験できない日本語教師をすることができたので、とても貴重な体験だったと思います。また改めて、日本語の難しさを痛感した場でもありました。とい うのも、私自身も完璧に使えているとは思えない助詞の説明や、例えば「だけ」と「ばかり」といった似た意味の違いの説明などはすごく苦労しました。

このプログラムを経て、改めて自分の英語力のなさに気づき、それを改善するためにより積極的になり、英語能力も向上しました。そして実際の企業に行くことで、自分の作業に責任を感じ、働くことの重要性を実感しました。私はまだ2年生なのでこの体験とこれからの国内のインターンシップを通して、就職活動に生かしていきたいと思います。