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国際日本学部・山脇ゼミ「多文化共生プレゼンコンテスト」で最優秀賞

プレゼン後の質疑に臨む山脇ゼミの学生たち 山脇ゼミが見事、最優秀賞に輝いた

東京都主催、国際日本学部・山脇啓造ゼミ(多文化共生論)の企画・運営による大学対抗「多文化共生プレゼンコンテスト」が10月10日、東京国際フォーラム(千代田区)で開催された。「多文化共生都市をめざして—大学生が考える東京の未来—」をテーマに、山脇ゼミを含む5大学のゼミが、趣向を凝らしたプレゼンの内容などを競い合った。

同コンテストは、東京都初の大型人権啓発イベント「ヒューマンライツ・フェスタ東京2015」(10月9日~11日)の一環で行われ、電通ダイバーシティ・ラボが協力。プレゼンの内容や政策としての実現性、話し方などすべてが審査の対象となり、各大学が10分間のプレゼンと5分間の審査員との質疑に臨んだ。

プレゼンは、▽法政大学・山田泉ゼミ「“空き家”再利用!~多様な生き方を受容する資源として~」▽中央大学・成田浩ゼミ「人権=地球の住民票~未来へ繋ぐ、えん【縁・円】プログラム~」▽東京外国語大学・長谷部美佳ゼミ「ママコン~ママから始まる東京の未来~」▽早稲田大学・山西優二ゼミ「多文化マルシェ—多文化共生へのトビラを開く—」▽山脇ゼミ「『ここ』から始まる多文化共生~東京五輪を超えて~」の順番と内容で実施。

国籍や民族に関係なく、東京を誰もが住みやすい都市にするにはどうすればよいか、各大学が独自のアイデアを披露した。山脇ゼミは、「多文化共生月間」と銘 打った啓発イベントを2020年の東京五輪開催前に実施し、五輪後には晴海地区を日本初の多文化共生特区「多文化共生タウン」にするという内容のプレゼンを行った。

都職員ら4人による審査の結果、最優秀賞を山脇ゼミ、審査員特別賞を早大・山西ゼミが受賞。山脇教授は閉会のあいさつで、「ぜひこうした形で、『多文化共生』を発信する取り組みを進めていければ」と今後への意欲を語った。