Go Forward

和泉キャンパス「自転車安全利用講習会」を初実施

——迫真の事故現場再現スタントに、学生も驚く

スタントマンによる迫力の事故現場再現

自転車通学の学生が多い和泉キャンパス。安全な利用を啓発しようと10月5日、「自転車安全利用講習会」が和泉キャンパス正面メインアプローチで初実施された。約200人の学生らが参加し、関心の高さをうかがわせた。

この講習会は、今年6月の改正道路交通法の一部施行により、悪質で危険な運転を繰り返す自転車運転者に対して講習の受講が義務化されたことを受け、高井戸警察署、荻窪警察署、杉並区の協力で企画されたもの。

今回、自転車は利用ルールを守らないと重大事故を引き起こしかねない危険な乗り物であるということを、スタントマンによる事故現場の再現を見ながら再認識する“スケアード・ストレート”という手法で実施された。

まず、傘差し運転や携帯電話・ヘッドホンの利用など、いわゆる「ながら運転」をはじめとする自転車の乗り方マナーを紹介。続いて、車との事故事例 として見通しの悪い交差点での事故や、車のドア開放による事故など、「徐行、一時停止、確認」を怠ることによる危険事故が実演された。さらに、大型トラッ クの死角による事故や、左折時の内輪差で引き起こされる事故など、さまざまな事例が体を張った迫力のスタントで紹介された。

見学した学生は「車の速度や事故の衝撃を間近で感じて、恐ろしくなった」と話し、普段学ぶ機会が少ない自転車利用の知識を得るとともに、日頃の交通安全の大切さを改めて実感した様子だった。