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国連ユースボランティア・井土さん(国日3)が「アクラ国際マラソン」で優勝

2位、3位の選手と健闘をたたえ合う井土さん

明治大学を代表し、国連ユースボランティアとしてアフリカ・ガーナに派遣されている井土元樹さん(国日3)が、現地到着3日目の9月27日に出場した「アクラ国際マラソン(Accra International Marathon 2015)」で、初マラソンながら見事に優勝を果たした。タイムは3時間42分24秒。

井土さんは体育会競走部の部員だが、長距離ではなく短距離ブロックの所属で、専門は800メートル。そんな井土さんが同大会に出場したのは、以前アメリカに留学した際にも、長距離のレースに出場したことがきっかけだった。

「共通の関心である“走る”ことを通じて世界の人とかかわれたこと、日本を離れても自分の大好きな“走る”ことができたのがうれしかった。また今回も、同じような体験ができればいいなと思った」

とはいえ、これまでの最長走行距離はジョギングで15キロ程度。走り始めて1時間半ぐらいすると足が重くなり、ひざの痛みも再発。他にも体のあちこちが悲 鳴を上げるように。しかし、沿道からの応援や自転車で先導してくれた人のおかげで息を吹き返し、42.195キロの道のりをトップで走りきった。

「去年の優勝タイムは1時間以上早かったが、それでも勝ちは勝ち。初の国際タイトル獲得を素直に喜んでいる」と井土さん。ガーナでの新生活は、幸先よく“初マラソン優勝”からスタートした形だ。


国連ユースボランティア

国連ボランティア計画(UNV)と大学が連携し、学生を開発途上国へボランティア派遣するプログラム。地球規模の課題解決にチャレンジする機会を学生に提供し、未来のリーダーを育成することを目的としている。