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中国高校生訪日団が中野キャンパスに来訪

中国人高校生から熱心な質問も

「JENESYS2.0」事業の一環で来日した中国高校生訪日団の学生ら125人が10月13日、中野キャンパスに来訪。「異文化間教育と偏見の低減~多様な人々の相互理解を深めるために~」と題する国際日本学部・横田雅弘学部長のセミナーを受講した。

「JENESYS2.0」とは、2013年にインドネシア訪問中の安倍晋三首相が発表した、アジア大洋州諸国との青少年交流事業。2007年~2012年に実施された「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)」の後継事業となる。

セミナーでは横田学部長が、グローバルな人間とはどのような人材であるのかを「留学」と「偏見」を通して講義。「一般的には、語学力や海外経験などのイ メージが先行しがちであるが、バックグラウンドの異なる人たちと出会い、多文化を受け入れることができる人間になってほしい」と語り、さらに「留学は自分 を客観的に見ることができるいい機会。ぜひ皆さんには留学をしてもらいたい」と呼びかけた。

その後の質疑応答では、中国人高校生が「主義思想が異なることと偏見を持つことの関係性についてどのようにお考えですか」と質問。横田学部長は「主義や主 張が人によって違うことは当然で、それ自体は何も悪いことではない」などと答え、「世界は多様性に満ちています」と締めくくった。

最後に、国際日本学部で学ぶ中国人留学生、葛倩さん(2年)、張明哲さん(2年)、朴俊怡さん(3年)が登壇。大学での生活などを中国語で紹介した。

今回訪日を果たした高校生たちは、「国際交流」をテーマに4班に分かれ、10月12日~20日まで日本に滞在。全国各地を回り、日本の高校生との交流や農家での民泊、伝統文化体験などを通じて日本への理解を深めた。