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ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会

シンポの趣旨説明をするメンクハウス教授

ハインリッヒ・メンクハウス法学部教授が会長を務める「ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会」は10月6日、日本学術振興会と共催で「持続可能なエネルギー供給のための再生可能エネルギーの役割」と題する設立20周年記念シンポジウムを、駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。

冒頭、メンクハウス教授は「今、日本やドイツ語圏各国においてエネルギーへの関心は非常に高い。特にドイツでは、福島での原発事故をきっかけにエネルギー政策の大転換を図ることとなり、2022年までには完全に原子力発電から脱することになる。また日本では、福島以降稼働を休止している原発の再稼働の是非について、活発な議論がなされている」とシンポの趣旨を説明。このシンポジウムのために来日した同窓会メンバー約30人を含む研究者ら約100人が、次世代のエネルギー資源について議論を深めた。

本シンポは日本とドイツ語圏各国の学術交流促進を目指すもので、主にドイツで年1回、両国の研究者が集まり、毎回異なるテーマで開催している。今年は20周年を記念して特別に日本でも行われた。明治大学での開催は初めて。

ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会

日本学術振興会(JSPS)が支援している「JSPS同窓会」の1つで、1995年に最初の同窓会として設立。かつてJSPSのフェローシップ(研究奨学金)を受けた日本に滞在経験のあるドイツ語圏の研究者、または現在日本国内にいる同圏の研究者で構成され、400人以上の会員を擁する。