多文化共生の「国際都市おおた」実現へ——
まず「観光班」は、羽田空港を利用する外国人観光客の75%が大田区を素通りしている事実に着目。“大田区を人・モノ・情報の集まる現代版キャラバンサライへ!”をコンセプトに、従来のアンテナショップに地方旅行手配機能などをくわえたネオアンテナショップ「From OTA」の設置や、区と協定を締結している地域とコラボした祭の開催などを提案。また、それらを実行するためのNPO法人の運営システムを具体的に考え、実施した場合の効果と展望まで提示した。
続いて「多文化共生班」は、地域の国際化に必須とされる“多文化共生”に成功している都市としてカナダのケベックを例に挙げ、大田区在住の外国人と日本人の橋渡しをするサポートや、既存のイベントを利用した外国人向けのPR方法などの提案を行った。区内各エリアの異なる魅力と現状、異文化・宗教から生まれるトラブルなどの問題点まで踏み込み、双方の対話の重要性なども併せて訴えた。
両班はこれら提言をまとめるにあたり、7月から何度も大田区を訪れフィールドワークを実施。発表後の講評では、区の幹部から「実際にできると思うことがあった」「コンセプトがしっかりしていて、わかりやすかった」などと称賛が寄せられた。明治大学校友でもある松原区長(2009年ガバナンス研究科修了)は「若く素晴らしい感性で大田区を分析していただいた。ご提案を参考に、誇れる街づくりをしていきたい」と述べた。
発表を終えた学生たちは「フィールドワークで感じた街の魅力を、エネルギーに変えて頑張った」「いろいろな立場の方の話を聞いてテーマと向き合えたのが、本当にいい経験になった」などと口々に語り、手応えを感じていたようだった。
続いて「多文化共生班」は、地域の国際化に必須とされる“多文化共生”に成功している都市としてカナダのケベックを例に挙げ、大田区在住の外国人と日本人の橋渡しをするサポートや、既存のイベントを利用した外国人向けのPR方法などの提案を行った。区内各エリアの異なる魅力と現状、異文化・宗教から生まれるトラブルなどの問題点まで踏み込み、双方の対話の重要性なども併せて訴えた。
両班はこれら提言をまとめるにあたり、7月から何度も大田区を訪れフィールドワークを実施。発表後の講評では、区の幹部から「実際にできると思うことがあった」「コンセプトがしっかりしていて、わかりやすかった」などと称賛が寄せられた。明治大学校友でもある松原区長(2009年ガバナンス研究科修了)は「若く素晴らしい感性で大田区を分析していただいた。ご提案を参考に、誇れる街づくりをしていきたい」と述べた。
発表を終えた学生たちは「フィールドワークで感じた街の魅力を、エネルギーに変えて頑張った」「いろいろな立場の方の話を聞いてテーマと向き合えたのが、本当にいい経験になった」などと口々に語り、手応えを感じていたようだった。