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リバティアカデミー 連合駿台会寄付講座 世界サーカス連盟大使、木下唯志氏(校友)講演

自身の原点は経営学部と剣道部にあると語る木下氏

リバティアカデミーのオープン講座「一日一死~今日一日を真剣に生き抜くこと~」が11月5日、駿河台キャンパス・グローバルホールで開催され、木下サーカス(株)代表取締役社長で世界サーカス連盟大使の木下唯志氏(1974年経営学部卒)が、約180人の受講者を前に講演した。

本講座は、政界、経済界、学界、法曹界などあらゆる分野で活躍する校友で組織され、明治大学の目指す“トップスクールへの歩み”を支援することを目的に活動する「連合駿台会」(2002年設立)の寄付講座。

木下氏は卒業後に木下サーカス(株)へ入社し、1991年に4代目の代表取締役社長に。2006年に日本仮設興行協同組合理事長に就任し、2011年にはモンテカルロ国際サーカスフェスティバルの審査員に日本人として初選出。2015年1月、モナコのステファニー王女より世界サーカス連盟の大使に任命され、世界で6人目の特別大使となった。体育会剣道部出身で、剣道は三段の腕前。

講演で木下氏は、木下サーカスの創業からの歴史や、自身の波乱万丈の軌跡などを紹介。剣道で培った「一日一死」の精神を経営の原点とし、その中から「今日一日を真剣に生き抜くことで、どんなことでも乗り越えられる」ことを学んだという。

「サーカスとは何か」という会場からの問いには、「チャレンジング・ブレーブ(挑戦する勇気)」であると答え、同氏が大きな感銘を受けた内村鑑三著「後世への最大遺物」や、松下幸之助氏、稲盛和夫氏ら偉大な経営者の金言にも触れ、「生き方」や「教育」について熱のこもったトークを展開。受講者は真剣な表情で聞き入っていた。