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文学研究科 韓国・高麗大学校と国際学術会議

開会式であいさつする石川教授

明治大学大学院文学研究科は10月23日~24日の2日間にわたり、高麗大学校(韓国・ソウル)との第6回「明治大学・高麗大学校国際学術会議」を駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催。文学と歴史学を専攻する両大学の大学院生や教員らが、「日韓の語学・文学と歴史学の再検討」をテーマに、最新研究の成果発表と情報交換を行った。

23日にグローバルホールで行われた開会式では、文学研究科長の石川日出志教授、高麗大の鄭雨峰教授(國文学科)があいさつ。石川教授は「語学、文学、歴史学と大変幅広い内容の研究発表が行われるが、さまざまな観点から学術交流を深めてほしい」とさらなる交流の深化に期待を込めた。

基調講演では、沈慶昊教授(高麗大漢文学科)が「高麗 朝鮮の上梁文」について、ローレンス・マルソー教授(ニュージーランド・オークランド大学)が「『伊曾保物語絵巻』再考」について、本学の生方智子文学部准教授が「身体という<異郷>:谷崎潤一郎『金色の死』における小説ジャンルの位置」について、李鎭漢教授(高麗大韓国史学科)が「高麗前期 宋商往來と東北亞交易網の形成」について講演。

午後は企画主題発表が行われ、高麗大側からは鄭教授、朴大在教授(韓国史学科)、宋亮燮教授(同)が、明大側からは文学部の湯淺幸代講師、吉村武彦教授、落合弘樹教授がそれぞれ、最新の文学や歴史学に関する研究報告を行った。

24日は2会場(A組・B組)に分かれて、両大学の大学院生や教員ら21人が研究発表を行った。