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国日・山脇ゼミ多文化共生ワークショップin東京

ミスユニバース日本代表・宮本さんを迎えて

山脇教授(右)、五十嵐さん(左)とワークショップ登壇者たち(中央が宮本さん)

国際日本学部の山脇啓造ゼミは11月14日、NPO法人多文化共生センター東京、NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会との共催で、「多文化共生ワークショップin東京~外国にルーツを持つ若者たちの今・仕事・夢」を中野キャンパスで開催した。

ワークショップは2部構成で、第1部には2015年ミスユニバース日本代表の宮本エリアナさんを迎え、山脇教授と五十嵐ハスティーさん(山脇ゼミ4年)が聞き手となってのスペシャルトーク、そして第2部は、外国にルーツを持ち日本で活躍する4人の話題提供者による分科会が行われた。

第1部のスペシャルトークでは、宮本さんが日本で幼い頃に経験した偏見・差別に関する話や、「ハーフ」である彼女が日本代表として優勝したことへの国内外のメディアの反応、さらに今後の夢などが語られた。

第2部では、来場者が自身の関心に応じて、4人の外国ルーツの話題提供者の分科会会場に移動。各会場では話題提供者からの報告後、参加者との質疑や意見交換が行われた。最後の全体会には、学生や一般の来場者を合わせて150人ほどの参加があった。

参加者からは「多文化共生のイベントでは、なかなか外国ルーツの当事者の声を聞くことはないが、今回は多様なルーツの若者の意見を知ることができる画期的な場だった」との感想が聞かれた。

分科会での話題提供者4人の報告テーマ

  • 景山宙さん(中国出身) 東京工業大学大学院卒業 自動車メーカー勤務
    「親との関係性、仕事から考えた多文化共生の必要性」
  • ティチ イェンイェンさん(ミャンマー出身) 新宿アートプロジェクト・写真家
    「国・文化を横断する新しい働き方、生き方を創り出す」
  • グェン ティ・ホン ハウさん(ベトナム難民2世 日本出身) NHKエンタープライズ国際展開センター勤務
    「自分のルーツや個性を生かしながら、切り拓いていく」
  • 秋元 ヴェニシウス 光さん(ブラジル出身) 高度人材プログラム実行委員長
    「私たちの持つ力~国籍や身分をこえて創り出す強さ~」