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マレーシア高等教育大臣ら一行が来訪 講演を通じ、学生たちと交流を深める

高等教育大臣(中央右側)らマレーシア一行と 学生参加型の講演に、学生たちも意欲的に発言

マレーシアのダト・スリ・イドリス・ジュソ高等教育大臣、マレーシア工科大学(UTM)のワヒド・ビン・オマール学長ら一行が12月14日、駿河台キャンパス・グローバルフロントに来訪。本学関係者と懇談後、大臣が学生らを前に講演を行った。

本学からは、勝悦子副学長(国際交流担当)、市川宏雄ガバナンス研究科長のほか、元駐マレーシア大使の堀江正彦研究・知財戦略機構特任教授らが来訪を歓迎した。

懇談では、グローバル・ガバナンス研究科や理工学部に在籍するマレーシアからの留学生について触れながら、本学とUTMラザックスクールにおけるダブルディグリー・プログラムにも話が及んだ。また、本学がマレーシア日本国際工科院(MJIIT)の日本側コンソーシアム(共同事業体)の一つであり、多くの院生を送り出している現状や、今後の留学プログラムの改善点などについて意見交換がなされた。

「Soaring Upwards? Malaysian Higher Education(マレーシア高等教育の躍進)」と題された講演では、大臣がマレーシア高等教育システムの成果を披露。世界初となる「iCGPA」による成績平均値や、4年間の大学生活の中で、大学教育と企業インターンシップを2年ずつ実施する実学的な「2u2iプログラム」を紹介し、マレーシアの大学の質の向上や国際競争力の強化について熱弁した。

講演には、ガバナンス研究科在籍の学生らが多数参加し、質疑応答では、日本、タンザニア、フィリピン、韓国といった多国籍の学生たちが次々と質問。大臣はユーモアも交えながら一つ一つ丁寧に答え、講演は盛況のうちに終了した。

講演後、大臣らは駿河台キャンパス・アカデミーコモンにあるUTMサテライトオフィスを訪問。終始和やかな雰囲気の中で、交流を深めた。