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リバティアカデミー 熊本県市長会連携・なかのまちめぐり博覧会出展講座

「熊本の祭りと伝統芸能」~八代妙見祭~を開催

講義の最後に行った、受講生との「妙見締め」

リバティアカデミーは11月28日、中野キャンパス・低層棟5階ホールにて、熊本県市長会連携・なかのまちめぐり博覧会出展講座「熊本の祭りと伝統芸能」を開催した。熊本県市長会との連携講座は、今年度で3回目となる。今回は熊本の祭りの中でも、現在ユネスコ無形文化遺産登録に向け活動している「八代妙見祭」を取り上げ、祭りの持つ力について講演を行った。会場には、熊本県八代市から訪れた人も含め、約150人が来場した。

講義の冒頭には、コーディネータである長尾進国際日本学部教授と中村博生八代市長があいさつ。長尾教授は、八代妙見祭が八代妙見宮の秋の大祭であることを紹介し、さらに自身が八代市出身であり、今回の講座には非常に思い入れがあることを述べた。
2部構成で行われた講座の第1部では、八代妙見祭保存振興会の濵大八郎会長が「八代妙見祭について」をテーマに講演。「祭りを存続させていくためには、当 時の祭りを忠実に再現するなどさまざまな努力が必要。そして、町の人を巻き込んで、意識を変えていくことが大切だ」と解説し、さらに「380年前の城下町 八代の伝統を今に伝えていくことが我々の使命」と語った。

続けて行われた第2部では、水谷類文学部兼任講師が「祭りと日本の文化」について講演。「文化にはゆらぎがあるが、しっかりとした見極めができれば、変化 はあっても本質は変わらない。多様性の中で、いかに〈神と自分たち〉が共有をしていけるかが、祭りを継続していくうえで大切だ」と解説した。

講演の最後は、受講生を含めた会場全員と八代市独特の「妙見締め」にて閉会となった。
(社会連携事務室)