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5学部 ゼミナール協議会 経済アナリスト・森永卓郎氏の講演会を開催

軽妙なトークで会場を沸かせた森永氏

商・政治経済・経営・情報コミュニケーション・国際日本の5学部のゼミナール協議会は12月1日、獨協大学教授を務める傍ら、経済アナリストとしてメディアでも活躍中の森永卓郎氏による講演会「経済と戦争はつながっている~本当に幸せをもたらす社会とは~」を駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催した。

集まった学生を前に、森永氏は「安倍政権になって、とてつもない格差の拡大が起きており、働かずに株の売買などでお金を稼ぐ“金融長者”が増えている」と、景況についてデータも交えながら説明。その上で「お金持ちで本当に幸せな人は一人もいない。金を増やすこと自体が目的の“お金中毒”になり、金がなくなると途端に不機嫌になるからだ」と持論を展開した。

さらに、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定にも触れ、「TPPは経済問題ではなく安全保障問題。経済の“いけにえ”をアメリカに出さないと、日本は“ならず者国家”に占領されるという理屈で、郵政民営化なども同じ構図だ」などと、経済と戦争との関連性について自らの考えを述べた。

森永氏は笑いも交えつつ、自身のTV出演に関するエピソードトークなども展開。学生たちは、熱心に聞き入っている様子だった。