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校友会「発祥の地・記念碑祭」を有楽町で開催

明大のさらなる発展を祈念し校歌斉唱 近代日本の光と影をテーマに講演した吉田教授

校友会東京都南部支部は1月9日、東京・有楽町の本学発祥の地に程近い東京国際フォーラム(千代田区)にて、毎年恒例の「明治大学発祥の地・記念碑祭」を開催。日髙憲三理事長、福宮賢一学長、向殿政男校友会長をはじめ、大学役員や校友ら約100人が出席し、明大135年の歴史に思いをはせた。

今年も昨年に続き、国際日本学部の吉田悦志教授が講演。「近代日本1881の光と影—明治法律学校と樺戸集治監—」と題した講演では、明治新政府が国事犯などを収容するため設置した国立の監獄・集治監の一つで、1881年に設置された北海道の「樺戸集治監」にスポットが当てられた。

吉田教授は、同じ年に設立された本学の前身・明治法律学校やその創立者の説明も交えながら、樺戸集治監について「日本の近代化の影で、新政府が目の敵にした人間たちがここに収監され、過酷な労役を強いられた」と解説。出席者らは熱心に聞き入っていた。

懇親会では、日髙理事長、福宮学長が来賓として順にあいさつ。日髙理事長は「多数の卒業生が社会で活躍されていることが、本学の評価につながっている」、福宮学長は「3月までの残り任期をトップスピードで駆け抜け、次へバトンタッチしたい」などと述べた。

続いて、本学創立者の一人・岸本辰雄から数えて4代目に当たる岸本幸雄氏、5代目の洋和氏が紹介され、幸雄氏が「皆様の力で、大学のさらなる発展をお願いしたい」とあいさつ。向殿校友会長が乾杯の音頭を取った。

その後は和やかな雰囲気の中で、出席者による歓談や、今年11月12日~13日に開催される「第52回明治大学全国校友鳥取大会」のPRなどが行われ、最後は全員でスクラムを組んで校歌を高らかに斉唱した。

明治大学発祥の地・記念碑



1995年11月、明治大学の建学の精神「権利自由」「独立自治」を顕彰し、教育の近代化の道標を明らかにしようと、大学発祥の地である東京・有楽町(ニュートーキョービル前)に設置された。千代田区観光協会のホームページ(http://www.kanko-chiyoda.jp/)でも名所として取り上げられている。

所在地:東京都千代田区有楽町2-2
アクセス:有楽町駅より徒歩3分、銀座駅より徒歩1分(いずれも最寄口より)