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世田谷区と連携・協力に関する包括協定を締結

協定書を手に取る福宮学長と保坂区長、双方の関係者とともに

明治大学は3月29日、東京都世田谷区との間に「明治大学と世田谷区との連携・協力に関する包括協定」を締結した。同日、世田谷区役所で執り行われた締結式には、明治大学から福宮賢一学長、藤江昌嗣社会連携機構長(社会連携担当副学長)ら役職者、世田谷区からは保坂展人区長ら関係者が出席。和やかな雰囲気の中、福宮学長、保坂区長が協定書にサインした。

和泉キャンパス(東京都杉並区)に隣接する世田谷区とは、キャンパスの最寄り駅である京王線明大前駅が世田谷区内に位置することなど、古くからの縁がある。

特にここ数年は、地域住民とともに明大前駅周辺地区の街づくりを考える「明大前街づくり学校」の共催や、世田谷区民に対する和泉図書館の利用開放、さらには「世田谷区内13大学連携調整連絡会」に本学が加入し「14大学~」となったことなど、着実に連携を深めてきた。

今回、こうした連携・協力を一層深化し、さまざまな分野における人的交流の促進、知的・物的資源の相互活用、調査研究および事業の共同実施などを図ることで、地域社会の持続的な発展に資することを目的に、包括協定の締結に至った。

あいさつに立った保坂区長は、これまでの取り組みに対する関係者の努力に感謝の意を表するとともに、「地域住民との取り組みや、2020年東京五輪に向けた施策など、幅広い分野で引き続き、明治大学の協力を得ていきたい」と、明大側に呼び掛けた。

福宮学長は「明大前は多くの文系学生にとって思い出の地。今回の締結はとてもうれしい」とし、「これを機に、本学の知的資産を積極的に活用していただきたい」と、さらなる連携の活性化へ期待を込めた。