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群馬県富岡市と相互協力に関する基本協定を締結

世界遺産・富岡製糸場で行われた締結式

明治大学は3月28日、群馬県富岡市との間に「相互協力に関する基本協定」を締結した。締結式は、世界遺産・富岡製糸場の首長館(ブリュナ館)で行われ、本学からは福宮賢一学長、藤江昌嗣社会連携機構長(社会連携担当副学長)ほか、関係者が出席。富岡市からは岩井賢太郎市長らが出席した。

協定は、人的、知的、物的資源の交流を図ることで地域社会の発展と人材育成につなげるのが狙いであり、企画展を富岡製糸場で開催するほか、本学の生涯学習機関・リバティアカデミーの講師を富岡市関係者が務めるなど、連携を強めていく。
2014年6月に世界遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」のある富岡市は、本学図書館の所蔵するポラック・コレクション(わが国の明治期近代化を担った産業である製糸業と鉄鋼業にかかわる資料)を通じて、本学と深い関係を持っている。

本学博物館でのポラック・コレクションの企画展示をはじめ、2014年には本学図書館と富岡市、神奈川県との連携事業である特別展示「明治大学 クリスチャン・ポラック コレクション 繭と鋼 —神奈川とフランスの交流史—」などを開催。2016年度もリバティアカデミーの講座として「世界遺産富岡製糸場の魅力を探る 文化資源 明治大学ポラック・コレクションのつなぐもの」が企画されている。

本協定の締結を契機に、富岡製糸場を中心とした富岡市の魅力に本学学生が直に触れる機会が予定されるなど、今後さらなる相互連携を深めていくことが期待されている。

(社会連携事務室)