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第22回マスコミ交流会「企業・地域との連携によるアクティブラーニングの実践」

歌代副学長の進行によるパネルディスカッション 主催者を代表してあいさつする橋口理事

マスコミ関係者との交流や情報交換を目的に、明治大学は3月23日、第22回マスコミ交流会を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催。今回は「企業・地域との連携によるアクティブラーニングの実践」をテーマに、教員・学生による事例報告やパネルディスカッションなどが行われた。

まず開会に先立ち、橋口隆二経営企画担当常勤理事があいさつ。歌代豊副学長(広報担当、経営学部教授)がモデレーターを務めた第一部では、藤田結子商学部准教授とゼミの学生が「エスノグラフィーを用いた産学共同プロジェクト」、佐藤郁国際日本学部講師とゼミ生が「企業・地域連携による観光まちづくりプロジェクト」をテーマに、それぞれ取り組み事例を報告した。

藤田ゼミの報告では、電通とコラボして行ったエスノグラフィー(現場で人々の活動に参加し、「内側から」理解する調査方法)の事例を2つ((1)家族の食卓、(2)店舗での買い物)学生が紹介。藤田准教授は「欧米に比べ、日本はまだエスノグラフィーの事例は少ないが、ライフスタイルの多様化に伴い、今後必要となってくる」などと説明した。
佐藤ゼミの報告では、東京シティアイ(運営:JTBコミュニケーションズ)や中野区とのさまざまな連携プロジェクトや、JATA(一般社団法人日本旅行業 協会)主催の「海外卒業旅行企画コンテスト(ツーリズムEXPOジャパン)」で3年連続グランプリを獲得した実績などが紹介された。

続いてのパネルディスカッションには、歌代副学長と藤田准教授、佐藤講師、学生2人の5人が登壇。アクティブラーニングについて、「学びを通じて『わから ないことに気づく』ことが重要だ」(歌代副学長)、「『今やっていることが将来役に立つ』というのが、学生のモチベーションになる」(藤田准教授)、「知 識を得ることとアクティブラーニングの“両輪”が大切」(佐藤講師)などと、活発な意見が交わされた。

会場を隣に移しての第二部(名刺交換・交流会)では、本学関係者とマスコミ関係者が懇談し、交流を深めた。