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2015年度 私大等経常費補助金 明大は約41億円、全国10位

日本私立学校振興・共済事業団は、2015年度の私立大学等(大学・短期大学・高等専門学校)に対する「私立大学等経常費補助金」の交付状況を発表した。本学への交付額は、41億793万8000円となり、5年連続で40億円を超え、順位は昨年同様全国10位だった。

私立大学等経常費補助金は、(1)私立大学等の教育研究条件の維持向上、(2)学生の修学上の経済的負担の軽減、(3)私立大学等の経営の健全性向上に資するため、日本私立学校振興・共済事業団が国から補助金の交付を受け、これを全額、学校法人の設置学校の経常的経費に対して補助するものである。

この補助金には、各学校における教職員数や学生数等に所定の単価を乗じて得た基準額を教育研究条件の状況に応じて傾斜配分される「一般補助」と、教育研究に関する特色ある取り組みに応じて配分される「特別補助」がある。

2015年度の経常費補助金の交付状況を見ると、交付学校数は877校、交付総額は3174億2449万9000円で、内訳は一般補助2711億500万円、特別補助が463億1949万9000円となっている。

このうち私立大学には、2940億8153万円が交付されている。交付額を大学1校当たりに換算すると5億1957万9000円で、学生1人当たり15万4000円となる。

2015年度は、教育の質的転換、地域発展、産業界・他大学との連携、グローバル化といった改革に全学的に取り組む大学への支援を強化するため、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する「私立大学等改革総合支援事業」として、418校に対し増額配分を行った。

明大への交付額41億793万8000円のうち、一般補助は33億6944万円、特別補助は7億3849万8000円であった。

国から経常費補助金として財政支援を受けている大学は、社会からの要請に応えられる個性的で特色ある教育・研究体制を構築していかねばならない。本学においても、グローバル社会で活躍できる人材の育成、研究成果の発信等による地域・社会との連携を中心に、さらなる大学改革に取り組み、その結果として、補助金獲得を最大化できるよう積極的な改革推進を図っていく。

(経営企画部企画課)

2015年度 私立大学等経常費補助金 上位20校(大学)

(単位:千円)
順位 大学名 合計
1   日本大 9,520,927 (1,479,950)
2 ※ 早稲田大 9,021,799 (1,474,478)
3   慶應義塾大 8,245,015 (903,728)
4   東海大 6,486,413 (379,166)
5 ※ 立命館大 6,130,324 (1,066,855)
6   順天堂大 5,624,215 (699,281)
7   昭和大 5,173,550 (273,055)
8   北里大 4,443,167 (422,202)
9   近畿大 4,419,347 (495,208)
10 ※ 明治大 4,107,938 (738,498)
11   福岡大 3,588,265 (286,249)
12 ※ 関西大 3,534,299 (682,253)
13   東京慈恵会医科大 3,353,128 (189,545)
14   帝京大  3,005,309 (229,873)
15 ※ 関西学院大 2,970,838 (639,494)
16   日本医科大 2,914,002 (185,096)
17 ※ 東京理科大 2,885,132 (340,616)
18   東京女子医大 2,872,266 (162,336)
19 ※ 法政大 2,870,977 (446,556)
20 ※ 同志社大 2,803,212 (583,280)
(注)カッコ内は特別補助金額で内数、※印は医・歯学部のない大学