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聖マリアンナ医科大学との共同研究会を実施

活発な質疑や意見交換も行われた共同研究会

明治大学と聖マリアンナ医科大学(川崎市宮前区)は5月14日、2016年度共同研究会を同医大の教育棟で実施。両大学の研究者らが一堂に会し、共同研究に関する経過報告や、ポスターセッション(交流会)などを行った。

両大学は2013年7月、教育・研究などの大学間交流に関する包括協定を締結。以降、教員同士による共同研究も進んでいる。今回の研究会は、現在動いている共同研究の成果および展望について両大学の教員・学生に周知を図ることや、各大学が抱える研究ニーズ(需要)とシーズ(種)を共有することで、新たな共同研究の発足を促すことを目的に、初めて実施された。

開会に先立ち、あいさつに立った聖マリアンナ医大の三宅良彦学長は「この研究会は学会ではなく、情報交換の場。アットホームな雰囲気の中での発表や討論を通じて、両大学の研究がますます発展することを願っている」と期待を寄せた。

続いて、本学の荒川利治情報担当常勤理事(前理工学部長)が、包括協定締結に至るまでの経緯や、締結後の具体的な連携内容に触れた上で、「研究シーズをいかに花や果実にしていくか、皆さんの知識や知恵で前に進めていただきたい」と呼びかけた。

第一部の共同研究に関する経過報告では、聖マリアンナ医大外科学(消化器・一般外科)の嶋田仁助教が「表面筋電図を用いた嚥下運動測定システムの研究開発」をテーマに、続いて、本学理工学部の小野弓絵准教授が「短時間の筋電図検査による安静時自発嚥下頻度の推定」をテーマにそれぞれ報告を行い、参加者から多数の質問も寄せられるなど、関心の高さをうかがわせた。

その後、第二部として共同研究ニーズおよびシーズに関する報告、第三部として両大学の教員・学生によるポスターセッション(交流会)も行われ、本学理工学部教務主任の石原康利教授のあいさつで、研究会は盛況のなか閉会した。