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2016年度「科学研究費助成事業」過去最高289件(6億2933万円)が採択

独立行政法人日本学術振興会から、2016年度の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)の交付内定が発表された。明治大学の2016年度採択件数は新規と継続分を合わせ289件(前年度比12件増)、金額は6億2933万円(同527万円増)で過去最高を記録した。

科研費は、全国の大学や研究機関で行われている研究活動に必要な資金を研究者に助成する仕組みの一つ。人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」である。

専門分野の近い複数の研究者による審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成が行われる我が国最大規模の競争的資金制度で、社会の困難や障害を突破する画期的な研究成果を多く生み出している。

科研費の中核となる研究種目は「基盤研究」で、研究期間や研究費総額によってS・A・B・Cの4つに区分されている。このほか、若手研究者の自立を支援する研究種目として39歳以下の研究者を対象とする「若手研究」や、学問の新たな領域の形成や挑戦的な研究を支援するものとして「新学術領域研究」、「挑戦的萌芽研究」などを設けている。

(研究知財事務室)

※2012年度~2016年度の数字は、春の交付内定時のものであり、追加採択等は含まない
※2016年度の新規の数字は、特別研究促進費・基盤((S)、「特設分野研究」を除く)・挑戦的萌芽・若手・新学術領域(新規採択領域分を除く)を対象としている
※基金分は、今年度の交付予定額もしくは支払請求額を計上している