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大学院18研究科が合同進学相談会を開催

多くの来場者でにぎわった個別相談会場 「人生に無駄な物事や出会いは一つもない」と加藤教授

大学院への進学を志す学生や留学生、社会人らを対象とした明治大学大学院合同進学相談会が5月21日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催された。本学の大学院・法科大学院・専門職大学院の16研究科と、系列法人である国際大学(大学院大学)の2研究科が一堂に会し、大学院での研究をテーマにした特別講演や、大学院生によるパネルディスカッション、研究科ごとの個別相談などを実施。学生や社会人ら約350人が来場した。

アカデミーホールで開会した相談会の冒頭、あいさつに立った坂本恒夫大学院長は「明治大学大学院では、さまざまなプログラムや指導スタッフなど、研究活動をサポートするための体制を万全に整えている。ぜひ本学に来て、研究活動を行ってほしい」と来場者に呼びかけた。

続いて、教養デザイン研究科の加藤徹教授が、「学問のネタは日常のなかにある」と題して特別講演を行った。加藤教授は「学問」の語源となった「学問寛仁」という言葉を挙げ、「中学校・高校・学部では『学』が中心であるのに対し、大学院は自覚的に『問』い続けることが必要な場所」と解説。さらに、幼少時代の経験が現在の研究活動にも生きているエピソードを披露し、「子供の頃に見たテレビ番組や、学生時代の趣味など、何でも学問に役立つので、今までの経験を生かしてほしい」とアドバイスした。

その後、本学の大学院生が登壇してのパネルディスカッションが行われ、3人の大学院生が研究内容や日常生活、利用している奨学金などを紹介。会場からも「1日の生活スケジュールを教えてほしい」などの質問が寄せられた。

これらのイベントに続けて行われた個別相談会の会場も、多くの来場者でにぎわった。研究科ごとに教員・大学院生が質問や相談に応じる相談ブースには順番待ちの列ができ、来場者が大学院での研究内容や学生生活などについて熱心に質問する姿が見られた。