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法学部・大学院法学研究科・法科大学院がデ・ラ・サール大学法科大学院と部局間協力に関する覚書を締結

東京証券取引所へのフィールドトリップ 覚書を手にするペラルタ教授(左)と三林法科大学院長

明治大学法学部・大学院法学研究科・法科大学院とフィリピンのデ・ラ・サール大学法科大学院は7月8日、駿河台キャンパスで、部局間協力に関する覚書の締結にかかる調印セレモニーを執り行った。セレモニーには、デ・ラ・サール大学法科大学院からアンソニー・ペラルタ教授が、本学からは三林宏法科大学院長をはじめ法学部教員らが出席し、あらためて相互の協力関係を確認し合う機会となった。

本学とデ・ラ・サール大学は、2014年に大学間協力協定を締結。法学部は、2013年度から現地に学生を派遣する「デ・ラ・サール大学春期法学研修」を実施している。また、2015年度には、法学部において学生を短期で受け入る「Law in Japan Program for De La Salle University」を開始するなど、実質的な交流が深まっており、7月5日、大学院法学研究科、法科大学院を加えた部局間協力に関する覚書の締結に至った。

今回の締結では、短期の学生交流や教員交流の活発化が図られるとともに、主に法科大学院生を対象としたエクスターン(海外法曹実務演習)をフィリピン・マニラで実施することが検討されるなど、部局間のさらなる協力の促進が期待される。

「Law in Japan Program for De La Salle University」修了式も開催

調印セレモニーに引き続き、「Law in Japan Program for De La Salle University」の修了式が行われた。

同プログラムは、6月27日から7月8日までの10日間、デ・ラ・サール大学法科大学院法務博士課程の学生5人を受け入れ、日本の法と法制度についての講義や、フィールドトリップなどが実施された。プログラムディレクターを務めた小室輝久法学部准教授から、一人ひとりに修了証が手渡されると、「明治大学の先生方や学生サポーターにとても親切にしてもらい、感動した」と、参加した学生たちは口をそろえた。

昨年に引き続き、同プログラムの学生サポーターを務めた関口勝仁さん(法3)は、「1年次にデ・ラ・サール大学春期法学研修に参加し、現地の大学生の優しさや明るさに触れることできた」と語り、「お互いの文化や生活習慣を教え合う、貴重な経験を得ることができるこのプログラムのサポーターとして、来年もまた参加したい」と顔をほころばせた。