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政治経済学部・木寺ゼミが木密の街・上池袋でアート・イベント「かみいけパレット」

学生と一緒に赤ちゃんもスタンプ ミューラルモザイクで完成した上池袋の風景

政治経済学部の木寺元ゼミは、7月14~16日の3日間、東京都豊島区上池袋で地域住民とともに行うまちづくりアート・イベント「かみいけパレット」を実施した。

政治学や公共政策を研究する木寺ゼミでは、今春から豊島区役所、豊島区議会議員そして地域住民へのインタビューなど、地域社会調査を開始。上池袋は、都内のあちこちで見られた木造密集地(通称・木密)であるが、建物の老朽化や都の防災政策でその姿を変えつつある。また、外国籍など多様なバックグラウンドを持つ住民の流入など、地域の変化や住民のダイバーシティ(多様化)が進んでいる。

今回のイベントは、調査の結果で明らかになった地域の現況に対し、実践的にアプローチしようと企画したもの。住民同士がともに見つめている風景を共同制作することで、つながりを深めるきっかけづくりとなることを目指した。

区民ひろば豊成の協力を得て開催した3日間のイベントでは、地元の小学生から乳幼児とその父母、外国籍の住民など約120人が参加。サンシャイン60や清掃工場など、上池袋から見える風景を、多数の絵やスタンプなどを組み合わせて一つの作品に仕上げる“ミューラルモザイク”で完成させた。

会場は、絵やオリジナルスタンプでの制作を通して、地域住民同士の新たな交流が生まれるなど、賑やかな空間となった。